YS−11製作記
1.構想は前からあったが、着手したのは、2006年の正月から。
今回、OS FS−40 4サイクルエンジンが2機あるので、
このエンジンサイズにて、製作。
カラーリングは、ダイビングで何回も行った沖縄ベースで飛んでいた、
現JTAの前身である 南西空港のカラーリングにするつもり。
フィルム貼りではなく、初めての、マイクログラス貼りの、ラッカー色付け、ウレタン仕上げにチャレンジ予定。

2.図面は、ネットで仕入れたこれノミ。各種写真を参考に製作する。
翼幅1800mm 全長1500mm 胴体幅180mmとした。実機は、翼幅32m 全長26.3mなので、
縮尺 1/17.7 となる。

3.エンジンナセルの側面切り出し。
お正月に野沢温泉へスノボへ行った際に、暇つぶしと、わざわざベニアを持参し、夜民宿で作業した。

4.自宅で、ナセル肉ヌキなどをして、エンジン壁などを接着。

5.引き込み脚のステーを接着して、細かな部分を作り込む。

6.FS40のエンジンマウントを横置きにて付けて、燃料タンクなどを借り搭載し、細部を調整。

7.ナセル後部の上面をプランク。前部は、アルミ板でカバー予定。

8.ナセル上部を磨く。
丸鷹B17で使用したエンジンカバーを使用。
エンジンカバー止めなどを加工。

9.ウイングプロ(フリーソフト)で、翼のリブ設計をして、印刷し、
3mmバルサから切り出す。

10.エンジンナセルをハサミ込むようにして、主翼骨格を作成する。

11.前縁と、後縁を接着し、主翼の骨格がほぼ出来上がる。

12.エンジンナセルの外側翼は、先に裏表を2mmパルサでフルプランク

13.エンジンナセルの外側翼のプランクした後縁のエルロンとフラップになる部分を切り出す。

14.左右の翼をベニアカンザシにて接合。

15.主翼中央部に、フラップサーボと引き込み脚サーボステイを作成。
また、長めのエルロンホーンで、フラップホーンを取り付ける。

16.8mmバルサから切り出した部材で、水平尾翼とエレベータを作成。
この後、2mmバルサフルプランクする。

17.胴体の製作開始。
胴体は、ラジコン技術でおなじみの空野さんのバルサモノコック工法を利用。
胴体壁を3mmパルサから切り出し、中心より半分を板に仮止め。

18.コックピットの窓の部分を先に作り込み。

19.先端より3mmバルサにてプランク。

20.胴体筒状部は、2mmバルサでプランク。

21.模型店にお願いして作ってもらった、ダブルタイヤ止め部品を取り付けた引き込み脚。

22.胴体上面のプランク完了したら、底板と、胴体壁を剥がす。

23.現在の胴体中心部である裏側。

24.前輪の引き込み脚部は、2mmベニアと角材で、作り込み。

25.前で作った、前輪の引き込み脚部を胴体の裏側に接着。
脚より後部の胴体下半分の胴体壁3mmバルサも接着。

26.前輪の引き込みとラダーのリンケージロッドなどを加工。

27.受信機搭載位置まで、前輪引き込み脚サーボと、後部搭載のエレベーターとラダーサーボの配線だけ先に済ます。

28.主翼取り付け穴を加工した胴体下半分2mmベニア2枚張り合わせを胴体に取り付け。

29.胴体後部のエレベータ、ラダーサーボの位置を決めて、サーボステイを加工。

30.前輪部分の細部を加工して、先端まで胴体下壁を接着。

31.前輪部

32.主翼部取り付け角を決めてから、主翼取り付け部を加工する。胴体側にツメ付きナットを埋め込み。

33.主翼を取り付け、裏側から見た所。

34.主翼を取り付け、表(上部)から見た所。この時点で、主翼が胴体に当たる残りの部分の高さ決定< />

35.主翼が胴体に当たる残りの部分に胴壁を取り付け。

36.機首下半分を2mmバルサにてプランク。

37.主翼取り付け部の下半分外側を主翼のカーブに合わせてプランク。

38.主翼より後部下半分側の胴壁を取り付け。

39.主翼より後部下半分のブランク

40.主翼より後部下半分のブランク完了。穴の空いている部分は、エレベーターとラダーサーボが入り、メンテハッチ取り付け。

41.そのサーボ取り付け部分

42.胴壁とサイズを合わせて、ハッチ製作。

43.ハッチ挿入

44.ハッチを挿入してしまうと、こんな感じ。

45.バルサブロックを、接着。

46.そのバルサブロックから、筒を切り出し。

47.切り出した筒をお山の様に整形。

48.お山を機首に接着。

49.機首部分にバルサパテを塗り、サンディング後

50.残っていた主翼の引き込み脚部分の製作。2mmバルサを水で濡らし、ビンに巻きつけて乾燥させする。

51.主翼の引き込み脚収納側の底を貼り付け。

52.ビンに巻きつけていたバルサを3枚接着して、筒を作成。

53.筒を、引き込み脚収納部分へ接着。

54.主翼下面をプランクし、引き込み脚収納部分の不要部分カット。

55.主翼下面をプランク完了。

56.主翼下面のボディ延長部分前側をプランク。

57.主翼下面のボディ延長部分後側をプランク。主翼止めビス挿入部は、プランクせず。

58.今まで作業しやすくする為に付けていなかった垂直尾翼を、ピアノ腺の芯を入れて固定。

59.ここで、全装備品(エンジン、サーボ、引き込み脚、等)を仮に積み込み、重心を確認した。
やや後が重く、機首部分に130gのオモリが必要と計量。
機首に最後までプランクしていなかった、部分にツリのオモリをプチプチに包んで入れ込み、そしてプランクする。

60.いよいよ、生地完成したので、初のマイクログラス貼り。
マイクログラスは、大きくて安いパイロン機で有名な、Kファクトリーからネットで購入。1×2mを二枚購入。

61.初のマイクログラス貼りなので、テスト貼りを実施。
壊れて置いてたF86セイバーの胴体のフィルムを剥がしテスト貼り。
クラブメンバーに聞くと、エアロカラーで貼るのが良いとの事だが、
今回色づけをコンプレッサースプレー塗装器具が無いので、ラッカースプレーでする必要がある。
色々調べたら、エアロカラーの上にラッカー塗装はなじまないのが判明。
よって、マイクログラスもラッカーで貼る事にしてみるので、そのテストもかねて実施。

62.ラッカーでマイクログラスを貼り、シッカロールを混ぜたラッカー(サンディングシーラー)を塗り、
研磨後、ウレタンで保護。
そこそこ上手く行ったので、この方法で本番も塗装する事とした。

63.主翼、下面の外側から、マイクログラスをラッカーで貼って行く。

64.主翼を張り終えた所。

65.胴体の前部から貼って行く。

66.マイクログラスを貼り終えたので、シッカロールを混ぜた、サンディングシーラーを塗布し、
その後、サンディングを繰り返す。

67.胴体後部も光が出てきた。

68.久しぶりに、YS−11製作記だ。
4/18以来だから、ほぼ一ヵ月・・・・。
作業は、ほぼ、毎日、少しづつ進んでいたのだが、
マイクログラスを貼った後は、シッカロールを混ぜた、
サンディングシーラーで、塗布しては磨いてを繰り返し、
その後、ボディーは白色塗装。主翼は銀色塗装していた。
やっと、そのベース塗装も終わった。
ボディーの白塗装後

69.ボディの下側と水平尾翼を銀色塗装する為に、マスキングをした胴体後部。

70.マスキングした、胴体前部。

71.ネットで見つけた、デーカール作成してくれる所に頼んで、
マスキング用のデカール類が出来あがってきた。
南西航空の文字とか、窓とかだ。
色々細かく指示をして、作成してもらったので、満足!
全部で、4Kだったので、安い!
ステカを買うのも考えたが、今30Kは痛いので、
今回は、外注したが、これから、ここで頼むかも?

72.胴体の白塗装の上に、胴体下側を銀塗装完了

73.主翼銀塗装も完了し、日の丸デカールを貼った所。

74.胴体にオレンジラインを入れる為に、マスキングをした状態。

75.見づらいが、垂直尾翼のSWALを含むロゴのマスキングをした状態。

76.ハゲハゲ状態・・・・・
胴体と同時に垂直尾翼のロゴもマスキングして、塗装した。
そして、垂直尾翼のマスキングを剥がしたら、なんと、地の白の塗装まで、ぼろっとハゲタ!最悪!
他のマスキング部分は大丈夫なのに、垂直尾翼の両面共、ハゲハゲ!
まいった・・・・。
なんでだろ?
再度、研磨して、白ベースからやり直す気力なし・・・・。
しゃーないし、はげた部分に、白の塗料を手塗りで、数度塗り重ねて、層を厚めて、
吹き付けでごまかすことに・・・・。
でも、見たら解る状態・・・・
あーあ、もー、遠目で見たら、良し状態で、いいや。
飛べば、わからん!(笑)涙・・・・・・2006/5/20

77.垂直尾翼のハゲハゲ事件後。
再度、マスキングして、塗り治したが、
また、マスキングを剥がす時に、塗布した面も剥がれ、もー、ボロボロ・・・。
で、結局、筆を使って、白とオレンジロゴを、何度もぬりぬりした。
他の吹き付け塗料の所とは、あきらかに、段差がついて、
表面も、ガタガタ・・・・・。
でもーー、今更、垂直尾翼だけ全て剥がして、
グラス貼りからする根気なし。。。。
見た目は、ガタガタでも、1メートルはなれたら、なんとかラシク見えるし、
これで、よしとする。
あー、垂直尾翼だけで、かなりの労力使ってるーーー。
やっと、次は、窓と、エアライン文字などマスキングして、入れる作業に入れる。2006/5/30

78.毎日、塗装してた。
これは、笠岡へ行った時に、早く着いたので、空港近くの田んぼ道で、塗装した。どこでも塗装してた。(笑)
ただ、胴体、主翼とも、マイクログラスが浮いてきてる部分があり、最悪。。。。
しゃーないし、カッターで少し切って、瞬間を流し込んで、そして、塗装した。
完全に、フランケンシュタインの顔状態!!!!!^_^;

79.エルロン、フラップ、エレベータなどの動翼は、ウレタンクリアまで塗装終了。これも、きたなーーい。^_^;

80.いよいよ塗装最後の工程、ウレタンクリアを胴体と主翼に塗装。

81.写真で見たら綺麗じゃん。現物は・・・・^_^;

82.主翼の燃料がよくかかる部分、胴体の残りの部分など、ウレタン塗装。
ここは、KHPC飛行場。乾燥の間に、アラジン飛ばしてた!(笑)
いよいよ、これで、塗装完了!「フランケンYS−11」と名前変えるかな?(笑)2006/6/17

83.いよいよリンケージを開始した。
細かな部分は、写真取るのを忘れた。
これは、前輪の引き込み却。

84.胴体内部のリンケージ。
主翼もリンケージを終了して、完成となった。

85.エンジン調整を行った。

86.回転計を忘れたので、細かな調整は、再度するつもり。
エンコン全域で双発を同調させなきゃ。
あと、フラップサーボが胴体と触れていて、戻り悪い。治さないと。

87.タキシングも少しやったら、前輪舵もよく効き、OK。次回エンジン最終調整。2006/7/2

88.再度、YS−11のエンジン調整。
前回、右エンジンがパワー上がらず、左エンジンのパワーを絞った形の
スロットル調整をしてたが、やはり、右のパワー上がらずが疑問で、
調整して、パワーアップ出来た。
10300回転で同調。
中間スロットルとかも、同調作業。

89.しかし、右エンジンが廻していると、パワーダウンしてくる。。。。おかしい。。。
何度も、色々試してみるが、同じ症状。。。。。。
結局あきらめた。
ツインのエンジンストップは、命取り。
右のエンジンは、メーカーへ調整を出す事とする。
2006/7/7
その後、エンジン調整を完璧にして、初飛行待ちの状態で、時が流れる・・・・

【2006年10月14日 デンジャラス笠岡飛行会】
チーム デンジャラスの飛行会へ参加させてもらう為、笠岡へ遠征した。
笠岡遠征記
午前中に、タキシングテストを行い、問題なかったので、
午後パイロンレースが終わってから、飛行テストを管制塔に申請してた。嘘(笑)
そのダンドリだ。
タキシングテストも無事終え後は、飛行を待つノミ。
いよいよ、初飛行の時間と、なりまーーーした!
脳裏をよぎるは、この10ヶ月の苦労・・・・・嘘。(笑)
いよいよ、ランウェイへ進入。
管制塔から、離陸許可を貰う。
離陸許可OK!滑走開始!
すでに、前輪が浮いてるやん。(笑)アップ早すぎ・・・・・^_^;
VR!離陸!
日本の翼!YS−11、上空へ!!!!
御覧のように、YS−11は、初飛行で、わずか数十秒で、墜落しました。
でも、広い笠岡でテスト飛行を行ってよかった。
また、事故もなくて、よかった。
墜落させようと思っているのでは無いが、万一の事も大型機になると
考えておかなくてはならない。
以降も、事故の無き様に、努めたい。
さて、初飛行の墜落時は、「失速?」と、声でもあげている様に、そう思えた。
しかし、動画編集で何度も、映像を見ていて、思ったのだが、
離陸し、少し左へ傾いたが、直ぐに右ターンへ入れる為に、
右へ傾け、ターンに入った。
そして、一度は、綺麗にターンに入るが、その直後、右の翼から滑るように、
横滑りをしながら墜落している。
あきらかに、ターン直後の飛行とは別の動きをしている。
これには、色々要因が考えられる。
1.深いバンクによる右翼の失速
2.低スピードでの失速
3.右エンジンの回転減または停止
4.受信機、メカまたはリンケージによるトラブル
5.操縦技術の未熟
6.設計誤り
7.重心位置の誤り
8.たたり・・・
9.運命
など挙げられる。
今となっては、真相は闇かもしれないが、今後の経験蓄積として
一応、メモとして、書いておこう。
まず、1.深いバンクによる右翼の失速、だが、これは、可能性大である。
確かに、あのカメラから見て、機影の状態から、45度以上傾いているだろう。
それに離陸直後のスピードが遅い、2.低スピードでの失速が、重なったか。
かなり地面から浮いたのが、遠くだったので、気持ち的には、早く旋回させて
こちらに戻そうと意識していたかもしれない。
次に、3.右エンジンの回転減または停止だが、これも可能性はある。
過去に、B17 4発機を片ハイで墜落させた事から、今回は
念入りに調整し、メーカーへも出したりした。
しかし、今回タキシングテストでは一回も停止しなかったが、
本番の時に、エンジンを掛けて、移動し、滑走路手前で、
飛行機に積んでいた空撮カメラの受信側ビデオの録画スタートをしたりしている間に、
右側エンジンが停止していた。
再度掛けて問題無かったように思えるが、右エンジンはカブリ気味だった
可能性はある。もっと、高回転運転を少し行ってから離陸すべきだったかもしれない。
空撮カメラのアングルから、丁度右エンジンが写るアングルなのだが、
残念な事に、空撮受信機側のアンテナを地面に置いておいたので、
滑走路場からの空撮カメラからの電波が受信されずに、ノイズだけであった。
この映像があれば、もっと原因は特定出来たはずであろう。
4.受信機、メカまたはリンケージによるトラブルだが、これは、可能性は低いだろう。
挙動からして、メカ系のトラブルなら、もっと挙動がおかしくなったのではと推測する。
墜落後のリンケージを見たが、特別異常は無かった。
5.操縦技術の未熟、これは、あるかも?・・・・^_^;
6.設計誤り、これも、確かに・・・・・^_^;
7.重心位置の誤りだが、これは、慎重にしたつもりだ。気持ち、もう少し前がよかったかな?
とは、思うが・・・・
8.たたり・・・
これは、・・・・・わからん。。。。でも、過去にここで、B17 4発機墜落させてるし・・・・
9.運命
これは、そーだろう・・・・^_^;
で、事故調査委員会の結果としては、
離陸直後の低スピードでの、深いバンクによる右翼からの失速 か、
右エンジンの回転減または停止による墜落が直接原因であり、
基本的に、設計に甘さがあったのと、操縦技術の未熟も加味された
原因では無いかと推測される。。。。
いつかこのリベンジは行いたい。と、思ってます。^_^;
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